スカニアに連れて行って日本 .

詳細については、Scaniaマーケットサイトにアクセスしてください。.

川﨑コンテナ運輸株式会社様

スカニア全シリーズを揃え、重量物や長大物をはじめとするあらゆるニーズに対応

お客様の要望に即座に応えられるよう、多彩な車両を導入してきた「川﨑コンテナ運輸」。海外製トラックを長年にわたり使用してきた、同社から見たスカニアの魅力とは?

兵庫県神戸市に本社を構える川﨑コンテナ運輸株式会社。神戸港を起点とした国際海上コンテナの陸上輸送を中心に、海上と陸上をつなぐ物流の重要な役割を担ってきました。

 

なかでも同社が得意としているのが、重量物や長大物の輸送です。コンテナのサイズは20フィートと40フィートが一般的ですが、同社は45フィートのコンテナも取り扱うほか、コンテナから高さや幅がはみ出すオーバーゲージの輸送にも対応。200トン近い重量物や、20メートル超えの長大物などの輸送も得意としています。

 

他社では引き受けることが難しい重量物や長大物も輸送できるのは、長年にわたり培ってきた知見と技術により、最適で効率的な輸送方法を選択できるため。そんな川﨑コンテナ運輸には、約100台保有するトラックのうち7割が海外製という特徴もあります。スカニアはP、G、Rシリーズの21台がすでに活躍しており、新たに新型SUPER(R420、R560)をはじめとする7台の導入を控えています。

 

なぜ海外製のトラックを多く所有し、近年はスカニアの車両を増やしているのでしょうか。川﨑コンテナ運輸 代表取締役の川﨑 至公氏と取締役で車両担当の川﨑 慧氏にお話をうかがいました。

 

スカニアの多彩な車両で顧客のニーズに対応

海外製のトラックを数多く導入してきた川﨑コンテナ運輸が、スカニアを導入したきっかけは何だったのでしょうか。

川﨑コンテナ運輸株式会社 代表取締役 川﨑 至公氏

ーースカニアを導入されたのはいつ頃ですか?

(川﨑至公氏) リース会社さんの紹介で、スカニアの中古車を2013年に購入したのが最初です。すでにボルボのトラックを導入しており、同じスカンジナビア生まれの車ということで信頼感がありました。

 

海外製のトラックとしては、まずメルセデスベンツのトラックを、その少し後にボルボを導入しました。今年で購入から22年になるベンツが今も現役で活躍していますし、欧州車は寿命が長いですね。長寿命の要因の一つが防サビで、素材や塗料が非常にサビに強いという印象をもっています。

 

また、当社の場合、海外から神戸港に着いた船に乗り込み、貨物を積んだ無人トレーラーに当社のトラクターを連結して降ろすという、無人航送の港での引き取りも行っています。その際に、スカニアやベンツのトラクターにはヨースト社製カプラーが装備されており、海外のトレーラーとの連結がスムーズに行えるという利点もあります。

現在は、スカニアを21台、ベンツを19台、ボルボを19台保有しており、新たにスカニアを7台導入する予定です。スカニアはすでにP、G、Rシリーズを使用していて、今後はSシリーズとV8、SUPERを導入予定ですので、全シリーズが揃うことになります。

ーーバラエティに富んだ車両を保有されているのですね。

(川﨑至公氏) 当社は、素早い対応を第一に事業を拡大してきました。さまざまな荷物、顧客ごとの要望に応えるために、車両のバリエーションも豊富に取り揃えています。

ーーさまざまなトラックを運転してこられた社長が感じるスカニアの魅力は何ですか?

(川﨑至公氏) 燃費のよさと優れた居住性ですね。なかでも、居住性はドライバーにとって大きな要素です。運転により集中できるようになるので安全性や生産性が向上しますし、室内空間の快適さは一番のメリットといえるでしょう。

 

スカニアは室内が広々としていることに加え、運転席からの視界が広く、低振動であることも快適性につながっています。空調も心地いいですし、暖房をつけたときにも顔のあたりだけが熱くなってのぼせるようなことがなく、全体的に暖まります。

 

ーー近年の新規導入はスカニアが中心ですが、その理由をお聞かせください。

(川﨑至公氏) ドライバーが求めるからというのが第一です。やはり、居住性が大きいと思います。上り坂をぐんぐん走ってくれるパワフル感がいいという声も多いですね。当社では重量物を運ぶ機会が多いのですが、かなり重い荷物を積んでいるときも問題なく加速してくれます。

(写真提供:川﨑コンテナ運輸)

また、重量物の輸送にあたって重要となる制動力の高さは、今までに乗ったヨーロッパ車のなかでスカニアが一番だと私は思っています。強力な流体式リターダーで下り坂も安心して走れますし、ブレーキが加熱してきかなくなる心配はまずありません。

 

経営サイドとしては、安全性も高く評価しています。ドライバーは事故のリスクに常に配慮しなければなりませんが、スウェーデンの安全基準は世界で最も厳しいといわれていますし、その規格にスカニアの車両は準拠していると実感しています。

スカニアの安全と長寿命を支える、優れたメンテナンス性

実際に、社内ではスカニアのトラックに対してどのような意見が出ているのでしょうか。

ーースカニアに乗った印象はいかがですか?

(川﨑慧氏) 私の身長は180センチありますが、室内が広くて運転席からフロントガラスまで距離があるので、座ったときに圧迫感がありません。

 

また、スカニアは、自分の体格に合わせてシートを細かく調整できます。ハンドルも上下と前後に調整でき、好みのドライビングポジションをとることが可能です。特に体が大きいドライバーの場合、これができないトラックでは、目線がフロントガラスの一番上くらいになってしまいます。

 

スカニアは海外の体格のよいドライバーが、快適に長距離輸送できるようにデザインされていますからね。ベッドでも足を伸ばして横になれますので、寝泊まりも全く苦になりません。

川﨑コンテナ運輸株式会社 取締役兼車両担当 川﨑 慧氏

ーー車両の整備もされているとうかがいました。

(川﨑慧氏) メンテナンスの際に、スカニアの整備性のよさを実感します。例えば、フィルター類が外しやすい位置に設置されていて、何かを避けて角度を傾けたりする必要がなく、簡単に取り外すことができます。

 

また、キャビンを前方に大きく傾けることができますので、ラジエーターが真上から抜けたり、インタークーラーが簡単に外せたりと、部品に手が届きやすい構造になっています。部品もしっかり供給されており、必要なときに速やかに入手できます。こうしたメンテナンスのしやすさが、安全性はもちろん、結果的に長寿命につながっているのだと思います。

そもそも、スカニアは突然の故障が少なく、路上故障に関しては当社ではほとんど発生していません。お客様の荷物を運んでいる途中でトラックが故障して止まってしまうと、急いで車をもう1台出動させ、トレーラーをつなぎ直して運ぶ必要があります。そうすると納期が遅れてしまいますし、レッカー車を依頼して整備工場に運ぶのにもそれなりの費用がかかりますが、スカニアでそうした事態が起きたことはありませんね。

ーーほかのドライバーの皆さんからは、スカニアの車両に対してどのような感想が出ていますか?

(川﨑慧氏) 若手のドライバーからは、スカニアのトラックに乗ることで仕事のモチベーションが上がるといった声が聞かれます。何といっても、ヘッドのデザインが迫力があっていいですよね。たまに、ほかのドライバーから「かっこいいですね」と声をかけられたり、「中を見せてもらえませんか?」といわれたりすることもあるようです。

なかには、よく利用するコンビニの店員さんから声をかけられたというドライバーもいます。港にあるコンビニなので、駐車場にトラックがよく停まります。毎日見ているうちに、トラックってかっこいいなと思うようになったらしく、スカニアをはじめて見たときにその存在感に衝撃を受けたそうです。

 

それから誘導車を運転するための講習を受けて、当社のトラックの先導までしてくれるようになりました。その熱意には驚きましたが、そこまで人を動かす魅力がスカニアにはあるのでしょうね。

あらゆる荷物に対応する。そのためのスカニア

新たに導入されるスカニアの車両は、川﨑コンテナ運輸のこれからにどのように貢献できるのでしょうか。最後に、スカニアに期待することをうかがいました。

ーー今後の展望についてお聞かせください。

(川﨑至公氏) 今後もお客様のニーズに沿って、必要な車両を拡充していくという方向性は変わりません。近年の傾向でいえば、依頼される荷物が年々大きくなっています。その背景には、重量物や長大物を安全かつ効率的に運ぶノウハウをもったドライバーが高齢化し、業界を退いたことによる人手不足があります。

 

当社は、「誰かが運んだことのある荷物は絶対に運べる」を信条に、長年の知見と技術を生かし、あらゆる荷物の運搬方法を検討して運んでいます。今後も重量物、長大物の運搬経験を積み重ね、若い人材にそのノウハウを継承していきたいと考えています。

ーースカニアにはどのようなことを期待されていますか?

(川﨑至公氏) 重量物の運搬の際には、スカニアのパワーが文字通り力を発揮します。近々、強力なパワーをもつV8のR650が納車される予定ですので、いまから楽しみです。風力発電の風車に使用する部品など、特殊な大型の荷物を山の上に運搬する際にも活躍してくれるのではないかと期待しています。

 

また、燃費消費を大きく削減するといわれる新型SUPERも2台導入する予定です。燃料価格が上がれば上がるほどその影響は大きくなりますし、経費削減に直接つながる燃費効率の向上に大いに期待しています。

※本記事に記載されているデータはお客様よりご提供いただいたものであり、トラックが関与する活動の種類に基づきます。トラックの燃料消費量は、業務内容、車両の構成、運転スタイル、道路のタイプや天候などの外的要因によって変動します。

川﨑コンテナ運輸

  • 平均燃費 3.2Km/L
  • モデル R410 A4X2 シングルトラクター
  • アプリケーション 国際海上コンテナ輸送
  • 年間マイレージ 7万Km
  • 平均輸送量 25.5 tons