スカニアに連れて行って日本 .

詳細については、Scaniaマーケットサイトにアクセスしてください。.

GRIFFINマガジン - 2024年7月5日

リアルな体験で実感するスカニアの魅力。北九州・スカニア展示試乗会レポート

2024年5月17日~18日の2日間にわたり、福岡県北九州市にある有限会社乾商店の北九州営業所にて、Scania(スカニア)の展示試乗会が開催されました(協賛:株式会社トランスウェブ)。乾商店では約20年にわたってスカニアが活用されており、代表取締役の乾 秀文氏は、自らを「北九州でのスカニアの宣伝部長」とするほどスカニアの魅力や効果を実感しているといいます。

 

北九州は、スカニアの日本法人であるスカニアジャパンが、2023年に国内で3番目となる直営ディーラーを開設した場所でもあります。今回の展示試乗会は、そもそもどういった目的で行われたのでしょうか。また、実際にスカニアの車両に触れてどのような感想があがったのでしょうか。会場に訪れた方の声やスカニアの担当者の思いを踏まえ、イベントの様子をレポートします。

 

参考記事:<有限会社乾商店>スカニアの優れた燃費効率と、長期的に見たコストパフォーマンスの高さを実感

実際に見て、触って感じるスカニアの魅力

乾商店は、建築資材や鋼材、半導体、冷凍食品などの輸送を手掛け、大阪本社のほかに北九州、熊本、神戸、神奈川に営業所を構えています。今回の会場となった北九州営業所は、九州地方の主要な物流拠点のひとつとされる、東京九州フェリー新門司ターミナル近くに位置しています。

 

会場に展示されたのは、スカニアのトラクター3台(R410 、R450 、G410)と、スカニアのトラック2台(R360、G360)、そしてKässbohrerのトレーラー3台の計8台です。なかには、荷台の積載量をイメージできる展示車両もありました。

荷台長の表示などが施され、積載量をイメージしやすくなっている。

午前10時に開場して早々、間近でスカニアの車両を眺めたり、キャブ内の設備を確認したり、スカニアのスタッフから詳しい説明を受けたりと、思い思いに過ごす方々で会場は大いに賑わいました。そもそも、どのような経緯で来場されたのでしょうか。

お話を伺ったのは、北九州市に本社を構える企業の皆様です。近々、スカニアの車両が導入される予定で、まだ実車を見ていないドライバーの方の感想を聞くために展示試乗会を訪れたとのことでした。

実際に車体を触って確認する姿も。

ドライバーの方からは、「スカニアは技術的に優れていると感じています。車内が広くて、座席やベッドがふかふかなことに驚きました」との感想があがり、実際の車両に触れてこそわかるメリットを体感していただけたようです。

 

また、スカニアの導入を決めた担当者の方からは、「スカニアはドライバーの憧れですし、導入することで採用につながればと願っています。今回導入する車両が1台目となるので、性能が良ければ2台目、3台目も考えていきたいです」と、スカニアに期待を寄せる様子が伝わってきました。

実際の走行に近い環境で、よりリアルな試乗体験を

会場に設置された休憩スペースでは、見学の合間に歓談したり、スカニアの使用感や導入効果について情報交換したりする姿も見られました。

 

事務所の横に展示されていたのは、2023年11月に日本での販売が開始された新型スカニア「SUPER」です。クラス最高レベルの燃費効率を実現する車両ということもあって、ひときわ注目を集めていました。

車両の展示とあわせて、今回のイベントでは事前予約制での試乗会も実施されました。試乗車として用意されたのは、スカニアのR410です。

試乗車のR410。荷重がかけられ、よりリアルな走行を体験できる。

今回のイベントでは、車両の試乗体験が特に重視されました。スカニアの特性をしっかり体感していただくため、坂の上り下りを含めたルートを設定し、希望された方にはKässbohrerの20ft/40ft兼用伸縮コンテナセミトレーラーと20ftコンテナ積載で公道を走行していただきました。

九州はスカニアのさらなる普及が期待される地域

今回の展示試乗会には、スカニア北九州ディーラーのスタッフも参加しました。そのうちの一人である山名 雄太氏は、お客様のオーダーに合わせてカスタマイズされた車体を登録し、納車するスペシャリストです。イベントの開催にあたり、「九州はスカニアのさらなる普及が期待される地域ですし、今回のイベントを通じて九州のお客様にもスカニアのリアルな魅力を感じてほしいです」と語ります。

登録業務スペシャリストの山名 雄太氏

関東までの輸送を考えると、多くの場合、九州からのルートは関西や東海などと比べて長距離になります。それに伴うニーズが、欧州の長距離輸送を考慮して設計されたスカニアの特性とマッチすると山名氏は考えています。「旅立つ車体は、まさに自分の子どものような存在。1台でも多く、九州を走るスカニアの姿を見るのが楽しみです」と、これからの展開に期待を寄せます。

 

また、スカニア北九州ディーラーで営業担当課長を務める中野 安雄氏は、今回の展示試乗会を「スカニアの良さを“論より証拠”で伝えることができる場」と表現します。今後もこうしたイベントを通じて、カタログだけでは伝えきれないスカニア独自のメリットを、一人でも多くの方に知っていただきたいと考えています。

イベントに参加したスカニア北九州ディーラーのスタッフ

お客様のニーズに合わせた輸送ソリューションを提案するために

北九州は九州地方のゲートウェイともいえる場所であり、スカニアの北九州ディーラーは、九州全体にスカニアを広めていくうえでの重要な拠点となります。「地域特有のニーズに合わせて、九州エリアのお客様に寄り添ったソリューションをご提案できるのが、私たちの強みです」と、中野氏。新型スカニア「SUPER」についても、「早く皆様にお届けして、そこから得られるデータを活用し、エビデンスに基づいたメリットをしっかりお伝えしていきたいです」と、熱い思いを語ります。

 

リアルな体験を重視するからこそ、スカニアの北九州ディーラーにはいつでも試乗できる車両が用意されています。北九州、千葉・富里、大阪の直営ディーラーのほか、国内のスカニアの販売・サービス拠点は44カ所あり、今後さらなる拡大を図る予定です。各地域の事情やお客様のニーズに寄り添った最適な輸送ソリューションをご提供できるように、これからもサービス体制を強化していきます。

 

スカニアの技術力を結集した新型スカニア「SUPER」の詳細につきましては、以下のページよりどうぞご確認ください。

展示車両

<トラクター>

R410  A4x2LA 410馬力 Rハイル―フ リアエアサス

R450  A4x2LA 450馬力 Rハイル―フ リアエアサス

G410  A4x2NA 410馬力 Gハイル―フ リアエアサス

 

<トラック>

R360  B6x2LB 360馬力 Rノーマルルーフ デイキャブ 日本トレクス製ウイング

G360  B6x2LB 360馬力 Gノーマルルーフ デイキャブ トランテックス製ウイング

 

<トレーラー>

3軸低床 セミトレーラー、Kässbohrer 3軸フラットセミトレーラー、3軸ティッパー(ダンプ)セミトレーラー

 

試乗車両

SCANIA R410 A4x2トラクター

+Kässbohrer 20ft/40ft兼用伸縮コンテナセミトレーラー

+20ftコンテナ積載